妊娠の段階に応じる葉酸の摂取

2015年11月02日 13:34

葉酸は、妊娠中や授乳中の女性が摂取すると良いといわれておりますが、特に、妊娠中は時期によってママの体調や赤ちゃんの成長段階が異なるため、どのように摂取していけばいいのか気になるところですよね。

■妊娠初期
葉酸の摂取が最も必要なのは妊娠初期です。これは、胎児の先天性異常疾患のリスクを防ぐと共に、生育を促進させるために重要な役目を果たすからです。
受精卵が着床すると妊娠が成立しますが、妊娠12週あたりまでに胎児の人間として重要な器官(脳・心臓・腎臓・神経など)が作られます。この時期に葉酸が不足していると、細胞分裂が正しく行われない可能性があるのです。
また、葉酸はDNAデータを正常にコピーする働きがあるため、不足していると、コピーが失敗して先天性異常の疾患が起こる可能性が出てきます。このため、この時期は葉酸が不足しないよう意識して摂取する必要がります。

■妊娠中期〜後期
妊娠中期〜後期になっても、胎児は細胞分裂を繰り返して成長していきます。DNAの情報を正常にコピーするのをサポートするためにも、葉酸は引き続き摂取していくことが望ましいのです。
また、葉酸は赤血球の合成という働きもしますので、母体に葉酸が不足していると、鉄欠乏性とは違った致死性の悪性貧血を引き起こす可能性があります。
そうすると、胎児にも栄養や酸素が行き渡りにくくなり、成長を阻害することにもつながりかねません。

■授乳時
赤ちゃんを育てる母乳は血液からできています。赤ちゃんは成長するにつれ、母乳を飲む量が増えてきますから母体はより多くの血液を必要とします。
赤血球の合成を促す働きをする葉酸は、授乳期も母子どちらにも不可欠な栄養成分ですので、積極的に摂るようにしましょう。
葉酸は、妊娠中や授乳中の女性が摂取すると良いといわれておりますが、特に、妊娠中は時期によってママの体調や赤ちゃんの成長段階が異なるため、どのように摂取していけばいいのか気になるところですよね。

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