寝たきりになるのはしかたない?

2016年03月25日 09:09

人間だでも、高齢になれば足腰が弱り、背中は曲がり、歩行困難な状態になります。しかし、それも個人差があります。
90歳になってもラクビーで活躍したり、陸上競技や水泳で大会に出場して活躍したりしている人がいる一方で、長い間寝たきりになって、外に出歩くことも、自分でトイレに行くこともままならない人もおります。
この違いは何なのでしょうか。どうしてこのような違いが出るのでしようか。
そもそも、寝たきりとはどういう状態のことを言うのでしょうか。1日何時間以上ベッド上で過ごしていると寝たきりというのでしょうか。ベッド上でも座ることができる人でも、寝たきりと言うのでしょうか。
常識的に考えて、夜も昼も寝たままで過ごしている、あるいは、ベット上に座ることは出来ても、食事や排せつもベット上で行っている人は、寝たきりと言えるでしょう。
その原因は、加齢に伴って身体が衰弱して機能が低下したため、あるいは、脳梗塞等の後遺症によって、身体が麻痺したことによるものがあるでしょう。
さらには、転倒骨折や肺炎等で一時的に入院したことにより、ADL(日常生活動作)が低下して寝たきりになってしまう場合もあるでしょう。
しかし、加齢=寝たきりではありません。高齢者でもカンクャクとして元気に活躍している人もおりますし、脳こうそくや大病を患って入院しても、その後のリハビリによって歩けるようになり、寝たきりにならずに日常生活は自分で出来る人もいるからです。
高齢だから、脳こうそくになったから、長期入院したから寝たきりになるのは仕方ないのではなく、このような事態に直面しても、寝たきりにならないようにするためにとは、どうすれば良いかを、本人のみならず、家族を含め真剣に考え、努力すべきだと思います。

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